「行列のできる法律相談所」について語る(その1)
2022年05月10日
日本テレビ系列で2002年からやっている「行列のできる法律相談所」ですが、去年からは「行列のできる相談所」になったみたいですね(2002年というとちょうど私が弁護士登録した年です)。
放送当初は、再現ドラマで日常のトラブルを示して、様々な法律問題について、出演者や弁護士(弁護士軍団)が話をするというバラエティ番組でした。
弁護士が正面に出てくる番組ということもあり、私としても、関心をもって見ていました(といってもそんなに見たことないですが)。
そんな「行列」について、思いつくままに書いてみようと思っております。
雑文ですので、読み流してください。
さて、かつての「行列」のよかった点の一つは、法律問題に関して、弁護士(法律家)の意見は食い違うものだということを世間に知らしめたことかなと思っております。
いろんな事案・事件がありますが、どの事実を拾ってどう評価するか、どういう法律問題になると考えてどういう手続きを取るか、等々、あらゆる場面で、弁護士によって判断が異なり得るところです。
そのため、どの弁護士に頼むかによって、事件の解決は大きく変わり得るのです。
だから、「どの弁護士に頼んでも同じ」ということは全くないのです。
そういう実態が明らかになった以上は、他の弁護士よりも適切な判断ができるべく、さらに精進しなければと思う次第です。