災害時の悪質商法
2019年09月25日
弁護士の佐藤剛志です。
先日の台風15号の被害は、台風17号の影響もあり、千葉県ではようやく残っていた停電の地域が復旧したようですが、被害に便乗した犯罪や悪質商法が相次いでいるそうです。
東日本大震災の後も留守宅に侵入して金品を持ち去るという犯罪が多くありましたが、台風15号の被災地でも留守宅を狙った窃盗が発生しているということです。
さらに、保険で壊れた家屋を直せるといって、保険に契約させたり、壊れたところがないか無料で点検するといって、壊れた部分があるので今なら安く修理できるとして修理契約をさせたりする手口の詐欺が発生しているということです。
後で保険を解約しようとして高額な解約料と請求されたり、それほど修理する必要がなかったのにもかかわらず、高額な修理費用を請求されるということです。
大きな被害の後で、何とかしたいという心理に付け込んだ卑劣な犯罪です。
普段付き合いのない業者から話を持ち掛けられたときは、特に慎重に対応してほしいと思います。