消費税軽減税率⑤
2018年11月30日
弁護士の佐藤剛志です。
またまた、消費税の軽減税率についてのお話ですが、今回は、軽減税率そのものというより、その導入に関連しての問題です。
現在、消費税増税時に中小の小売店でのキャッシュレス決済の拡大を目指してポイントの還元を検討しているようです。その還元率について先日5%と消費税増税分の2%を上回る率のものにする方針であるとの発表がありました。
これに対して、読売新聞が行った世論調査では、62%がポイント還元の制度に反対ということでした。
私もクレジットカードやプリペイドカードを使うことはありますが、店によって使えるカードの種類が違ったりするので、やはり現金の方が便利だと思うことがあります。
先日の北海道の地震では、カード決済が一時的に不能になり、プリペイドカードには数万円入金されているのに現金がないため商品を買うことができないということがあったようです。
そう考えると、なかなかカード決済も進みにくいのかなという感じがしますね。
ポイント還元するための財源はどこから?消費税率を引き上げる意味は?なども考えてしまいますね。