刑事事件あれこれ
2023年02月13日
私の依頼者が、経済的に虐待を受けていた件を、ここ数年やっております。
当初、この件に関して、平成31年に、3件訴訟提起しました。
一審では、令和3年に、こちらがほぼ全面勝訴しましたが、相手方は3件とも控訴しました。
令和4年、こちらが控訴審でも完勝しましたが、相手方が3件とも上告及び上告受理申立てをしました。
令和4年のうちに、3件とも、最高裁が相手方の申立てを却下しました。
しかし、この件の相手方は、その間にも、私の依頼者の財産の侵害などを繰り返しておりました。
そこで、令和5年1月から、相手方を刑事告発するのための準備をしておりました。
所轄の警察に連絡し、打ち合わせの日程を、2月10日に予定しておりました。
そんな中、令和5年1月の刑事当番の際に、当番要請が2件もありました。そして、2件とも私選で弁護人になりました。
さらに、その数日後には、国選で依頼があり
被疑事件3件同時並行になりました。
この3件の勾留満期が先週から今週に重なりましたので、保釈請求を行うなど、忙しく対応することとなりました。
刑事告発のための準備とあいまって、刑事事件に多くの時間を割くこととなった日々でした。
刑事告発の相談に行った所轄の警察署は、最近立て続けに起きた、殺人と強盗殺人の所轄の署でした。
そのため、担当の方も大変な中で時間を割いてくれたと思います。
しかし、担当の方には、私の説明を親身に聞いてもらえました。
通常、刑事告訴や告発の際には、渋い対応をされることもあるので、今回は、期待が持てそうです。
刑事事件における弁護士のイメージは、もっぱら「弁護人」としてのものが多いですが、
刑事手続を求める刑事告訴や刑事告発あるいは被害届などに関わることもあります。
刑事事件に関しても、お気軽にご相談ください。