人口推計
2019年04月19日
弁護士の佐藤剛志です。
先日、総務省が2018年10月1日現在の人口推計を公表しました。
総人口は1億2644万3000人で、8年連続で減少しています。
そのうち15歳から64歳までの生産年齢人口が、7545万1000人で全体の59.7%です。
現在では、高校進学率が約98.8%で、大学・短大への進学率も57.9%(現役高校生では54.8%)です。
また65歳を超えて就労されている方も男性で31.8%、女性で16.3%ですので、生産年齢人口というくくりが適当でないかもしれません。
ところで、総務省の人口統計では県別のデータが大正9年(1920年)からあるのですが、大正9年(1920年)当時は、福島県の人口が136万3000人で、埼玉県の132万人、千葉県の133万6000人、神奈川県の132万3000人よりも多かったのです。
その後段々と神奈川県の人口が増加していきましたが、昭和30年(1955年)ころまでは、埼玉県や千葉県とは10万人程度の差でした、昭和30年代中ごろから、段々とその差が開いていき、現在のように首都圏に人口が集中していったのですね。
それからこの統計では、昭和20年(1945年)から昭和46年(1971年)までの沖縄県の記載がありません。この間は沖縄はアメリカの統治下でしたので、記載されていないということですね。
人口推計は、数字の羅列ですが、そこから歴史や社会の流れを想像することができますね。