夜光反射材
2019年01月21日
弁護士の佐藤剛志です。
昨年12月から今年の1月10日までの県内の交通事故の死者が15名というニュースがありました。
近年は車の安全性の向上などにより死亡事故は減少傾向にあり、2018年は全国で年間約3500名と1948年の統計開始以来最少になっています。
それからすると多い数字とも考えられます。
そして、県内死者の15名のうち12名が夜間の事故で、そのうち8名が道路横断中の高齢者だったそうです。そして全員が夜光反射材を身に着けていなかったそうです。
夜光反射材はカバンや靴に張り付けるものや、リストバンドのようなものがありますね。
2008年から2017年の高齢歩行者の死亡事故157人のうち夜光反射材を身に着けていたのは1名だけだったそうです。
夜光反射材を身に着けている人はそれほど多くはない、身に着けていても事故に遭った人がいるのだから効果は証明できないのでは、という反論も考えられそうですが、夜間の運転者からの視認性は明らかに良くなるようです。
各地の警察や交通安全協会のホームページでも、夜光反射材の着用を勧めています。
私も夜間、車を運転しているときに、ペダルなどに夜光反射材のついている自転車は遠くからでも見つけることができますが、歩行者、特に黒っぽい服装をしている人は分かりにくいですね。
夜光反射材を身に着けていることは、なかなか習慣化するのは難しいかもしれませんが、特に高齢者の方は安全のためにカバンや靴などに貼っておいた方がよさそうです。
私も夜間、車を運転する際には、より慎重になろうと思います。