インターネット投票
2019年09月06日
弁護士の佐藤剛志です。
この7月の参議院の通常選挙の投票率はすべての年代で前回の通常選挙を下回ったそうです。
結果でみるとあまり国民の関心がなかったということになるのでしょうね。
ところで、総務省は海外に居住している日本人を対象にインターネットでの投票の実証実験を計画しているそうです。
海外に居住している日本人も国政選挙の投票ができますが、現在は、大使館等に出向いたり、日本の市町村の選挙管理委員会に投票用紙を郵送するなどの方法で投票しています。
なかなか手間がかかると思いますが、7月の参議院の通常選挙では、在外投票の投票率は20%程度だったそうです。
そこでインターネットでの投票を検討する必要が出てきているということでしょう。
海外では導入している国もあるようですが、セキュリティ上の問題で中止した国もあります。
公職選挙法上の投票に関する規定との関係の問題もありますが、このセキュリティの確保、不正投票を防げるのか、ということが一番問題になるのだろうと思います。