電動アシスト
2019年07月27日
弁護士の佐藤剛志です。
電動アシストといえば、まず自転車ですが、坂が多いようなところでは、電動アシスト自転車は重宝しますね。
普通の自転車で一生懸命こいで坂を上がっていると、後ろから電動アシスト自転車がスイスイと上がっていくことがあります。
ところで、最近は電動アシスト台車や電動アシストベビーカーというものもあるそうです。
5月に成立した改正道交法について、試案の段階で意見を公募する際(パブリックコメント)に、電動アシストベビーカーやいわゆるシニアカーについて自動車や原動機付き自転車に当たるのではないかという意見もあったそうです。
電動アシストベビーカーを見かけたことはありませんが、シニアカーが歩道を走っているのを見たことはあります。
シニアカーなどは、一定の大きさや速度以下であれば歩行者扱いとなり、免許もいらずに歩道を走行することもできます。
電動アシストベビーカーの走行についても、これと同じような基準で認められているそうです。
電動アシストベビーカーは、あまり適切な言い方ではないかもしれませんが、用途は電動アシスト台車に近いものなのでしょうね。
子どもを荷物と同じように考えるわけではありませんが、乳幼児でもそれなりの重量があるので、ベビーカーを押す人の負担を軽減するという観点からは、使いやすいように法律も整備する必要があるのでしょう。