24時間営業
2019年02月25日
弁護士の佐藤剛志です。
セブンイレブン本部が、従業員が集まらないので深夜営業を取りやめた加盟店に対して違約金及びフランチャイズ契約の解除を求めたというニュースがありました。
フランチャイズ契約で24時間営業が規定されているそうですが、加盟店の経営者としてはアルバイトが集まらず、経営者自身がシフトを埋めてほとんど休みが取れない状態が続いていたようです。
これはフランチャイズ契約の問題点ということもありますが、24時間営業という便利さを享受する私たちの問題としても考える必要があるかもしれません。
セブンイレブンが24時間営業を始めたのは1975年からだそうですが、現在はコンビニの24時間営業は当たり前、スーパーも夜10時や11時くらいまで営業しているのも当たり前という感覚になっていますね。
セブンイレブンができる以前は、大抵のスーパーは朝10時~夕方5時か6時位までの営業だった気がします。
セブンイレブンができた当初は朝7時から夜11時まででも、ずいぶん便利になったなと思ったものでした。
デパートの元日営業などでも問題になりましたが、私たちが便利さを求める一方で、働いている人に負担がかかっているのも確かなので、考え直す必要があるのでしょうね。
なお、私もいくつかフランチャイズ関係の裁判を扱いましたので、フランチャイズ問題でお困りの方はご相談ください。