夜ノ森さくら 帰還困難区域周回バス運行
2019年02月11日
弁護士の佐藤剛志です。
今年の4月の夜の森桜まつりで帰還困難区域内にある桜を鑑賞するため、富岡町がバスを運行することを決めたそうです。
これまでは帰還困難区域との境のゲートのところまでの桜しか観賞できませんでしたが、帰還困難区域内にバスで入ることで、かなり広い範囲で桜を鑑賞することができるようになります。
去年までは、ゲートの先にも同じ桜が咲いているのに近くで観ることはできませんでしたが、バスの中からとはいえ、近くで観ることができるのが楽しみです。
常磐線の再開に向けて夜ノ森駅の駅舎の立替やホームなどの整備も行われています。
駅周辺は今年度末の常磐線再開により立ち入り可能となるようですが、桜並木全域に立ち入り可能となるのは2020年度末までを予定しているようです(富岡町の復興特定再生拠点区域)。
さらに沿岸部の原発に近い区域が立ち入り可能になる時期の見通しは立っていないようですね。
最近は、いわきではあまり放射線の線量を気にすることが無くなってきましたが、毎年夜ノ森の桜の時期になると、改めて現実を認識させられますね。