浪江町長選挙
2018年07月31日
弁護士の佐藤剛志です。
今、浪江町の町長選挙の選挙活動が行われています。
当事務所はいわき駅前にありますが、連日町長候補者が演説をしています。
なぜいわき駅前で浪江町の町長候補者が演説しているのでしょうか。
都心の郊外の市町村のように、都心に通勤している人が多いから、通勤者を相手に都心で演説するというようなことではありません。
浪江町は東京電力福島第一原子力発電所の事故により、避難区域となり、今でも多くの浪江町民の方がいわき市に避難されています。
そこで、町長候補者がいわき市で演説をしているという状況です。
私も原発事故に関連してADRや賠償訴訟などをいくつか手掛けてきましたが、この町長選の選挙活動の状況をみていても、原発事故の問題はいまだに解決していないと感じます。
東日本大震災・福島第一原子力発電所の事故から7年以上経過しましたが、「復興」という言葉の意味の重大さ、難しさを感じています。