連日民暴
2019年12月18日
令和元年12月6日、福島市のザ・セレクトン福島において、民事介入暴力対策協議会が行われました。
これは、福島県警、福島県暴力追放運動推進センター、そして、福島県弁護士会の三者で毎年行われているものです。
私も、福島県弁護士会民事介入暴力対策委員会の副委員長という立場で参加いたしました。
この会合は、毎年この時期に行われており、暴力団情勢やその年の民暴対策活動の報告等を活発に行っております。
私は、福島県弁護士会に登録して以来、毎年参加しておりますので、この会合があると、「いよいよ年の瀬だな」という気持ちになります。
例年であれば、この会合だけでお開きになるところですが、今年は、翌12月7日にも民暴のイベントがありました。
こちらは、東北弁護士会連合会の民暴委員会の研修会でした。
研修会会場は、東北六県で毎年持ち回りで開催しておりますが、今年は岩手県にある繋温泉が会場でした。
6日に福島市に宿泊し、県の民暴委員長の高橋先生の運転する車に乗せていただいて岩手に向かいました。
車で東北を移動しているといつも思うのですが、東北って本当に一県一県が大きいですね。福島市を抜けて、高速をしばらく走っても「まだ宮城!?」「やっと岩手か...」という感じでした。
繋温泉での研修会のテーマは、①暴力団から抜けた人のお話を聞くことと、②特殊詐欺事案で組長責任を追及した裁判の裁判例の検討でした。組長責任というのは聞きなれない方がほとんどかと思いますが、平たく言うと、末端の組員が行った不法行為の責任をその上部組織の組長にも責任追及ができるというものです(暴対法31条の2)。単に被害回復をするというだけではなく、暴力団の資金源を断つとうい意味でも重要な裁判形態ですので、我々もいざというときに組長訴訟に対応できるように、しっかり勉強してきました。
盛岡市周辺はそれほど雪が積もっていませんでしたが、県南の方は結構雪が積もっているところがありました。
翌日、厳美渓に寄りましたが、雪の中の風景はなかなかでした。