反撃用ウィルス
2019年05月20日
弁護士の佐藤剛志です。
連休中のニュースで、政府が日本がサイバー攻撃を受けたときに反撃するためのウィルスを防衛省で作成、保有することを決めたというものがありました。
私は、コンピュータのことは、あまり詳しくないので、具体的にどのような仕組みでウィルスに反撃するのかは分かりません。
サイバー攻撃から守るために必要性があるということですが、専守防衛の観点から問題があるのではという指摘もあるようです。
サイバー空間は、一般の人が外から見えない空間であり、専門的な知識がないと分からない空間であることから、どんな攻撃が行われているのか、それに対して必要な反撃なのかを国民が監視することがなかなか難しそうです。
攻撃側のウィルスもどんどん進化していくでしょうから、対応する防御用のウィルスの開発も次々と進められていくと思います。
私たちが明確に認識できないところで、いろいろなことが進んでいくのは、怖い面もありますね。
当事務所でも、ウィルス対策は一応していますが、業者にお任せしているので、その仕組みはきちんと理解できていません。
「裁判のことは、分からないので、先生に全部お任せします」と依頼を受けることもありますが、コンピュータに対しては、私も専門の業者の方にお任せになっています。